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消防士と結婚したら、お金や生活はどうなるのか

「消防士と結婚するメリット」で検索すると、だいたい同じことが書いてある。公務員だから安定している、年収が高い、危険手当がある。

間違ってはいない。ただ、それだけだと何も分からない。

実際いくら入ってきて、そのお金がどういう働き方から出ているのか。生活はどう変わるのか。

目次

年収は約700万円。ただし内訳が特殊

年収は約700万円。婚活サイトに書いてある通り、平均よりは高い。

ただ内訳を見ると、基本給は約29万円しかない。12ヶ月分で約350万円。年収の半分にも届かない。

残りは手当と時間外と賞与でできている。

給料は「働き方」でできている

なぜ基本給が低いのに年収が高くなるのか。それは24時間交代制で働いているから。

夜勤に手当がつき、祝日や年末年始に出勤すれば休日給がつく。世間が休んでいる時間に働いた分が、そのまま金額になる。時間外も、勤務形態の中に最初から組み込まれている部分が大きい。

つまり消防士の年収が高く見えるのは、給与表の等級が高いからじゃない。働き方の対価だ。

ここが結婚を考えるうえで一番大事なところになる。金額だけ見て「安定している」と判断すると、生活の実態を見落とす。

なお勤務形態は消防本部によって違う。2交代か3交代か、週の労働時間がどうなっているかは所属で変わるので、金額もそのぶん変わってくる。

24時間、家にいない日がある

24時間勤務ということは、その間ずっと家を空けるということ。夜、パートナーは家にいない。

これが定期的に発生する。月のうち何日かは、家のことを一人で回すことになる。子どもが小さければなおさらだ。

災害が起きたときも同じで、むしろそういうときこそ職場に向かう。家族の安否は後回しになる。本人が仕事を選んだ時点で受け入れた条件ではあるけれど、結婚する側も同じ条件を引き受けることになる。

給料の話より先に、ここを知っておいた方がいいと思う。

世間の休みとズレる

盆、正月、GW、祝日。世間が休んでいるときに出勤の可能性がある。休日給が高くなる理由がここにある。

逆に平日が休みになることも多い。空いている時期に旅行に行けるし、平日の役所や病院にも行きやすい。勤務の翌日なら、子どもの送り迎えにも対応できる。

どちらが良いという話ではなく、生活のリズムが世間とズレるということ。あなたの仕事がカレンダー通りなら、休みが合わない日が出てくる。

親族の集まりも読みにくい。日程が決まってから勤務が分かることもあるし、その逆もある。

うちは共働きにした

うちは共働きにしている。妻は正社員で働いていて、家計は分担している。

婚活サイトを見ると「消防士は年収が高いから専業主婦でもやっていける」と書かれていることがある。実際、そういう家庭もある。

ただ、消防士の年収は働き方でできている。体が動かなくなったり、勤務形態が変わったりすれば、今の金額は維持できない。収入が一本だけだと、そこが崩れたときに家計全体が止まる。

だからうちは、収入源を2つにしておくことを選んだ。どちらが正解という話ではなく、リスクの取り方の違いだと思っている。

賞与を当てにしない家計にした

賞与は年2回、手取りで合わせて約110万円。まとまった額が入る。

ただ、これを生活費に組み込まないようにしている。賞与を前提に家計を組むと、支給率が下がったときに一気に苦しくなるからだ。

月の給料だけで生活が回る形にしておいて、賞与は投資と、旅行や家族で使う分に充てる。

この考え方は、結婚してから決めたことになる。独身の頃は入ってきた分だけ使っていたし、何にいくら使っているかも把握していなかった。

結婚を考えているなら、確認しておきたいこと

確認しておきたいのは、この3つ。

  1. 勤務形態。2交代か3交代かで、家にいない日の頻度が変わる。
  2. 収入分担。共働きにするのか、片方に寄せるのか。寄せるなら、それが崩れたときにどうするか。
  3. 賞与。生活費に入れる前提で家計を組んでいないか。

金額だけを見て「安定している」と判断すると、このあたりが全部抜け落ちる。安定しているのは基本給の部分で、手当や時間外は働き方しだいで動く。

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